Space1-15エリア
書庫303
雑貨と珈琲。本壁を埋める本棚の中から、好きな本を選んで深入りの珈琲とともに過ごす大人の空間。「本の周辺」をイメージしての雑貨も、選りすぐりの作家ものだけに感性を刺激される。
学生時代、父が若いころ使っていた古いカメラで写真を撮るのが趣味でした。フィルムの時代で、多い時は月に1000枚以上の写真を撮っていたこともありますので、お金のかかる趣味でした。私は、モノクロ写真の表現力に魅せられ、日常の風景の普段とは違った視点を、ある瞬間で切り取る、木村伊兵衛の世界観に憧れました。『決定的瞬間』という表現の発案者と言われるアンリ・カルティエ=ブレッソンも好きでした。書庫303にはオーナーのT先生が集めた本が並んでいます。その中に木村伊兵衛やブレッソンの写真集がたくさんあります。ここで過ごす時間は、自分が好きなものは何で、何故それが好きなのか、と自分自身と対話する静かなひとときです。部品が剥き出しのお手製真空管アンプで聴く穏やかなジャズとともに、時間の感覚が麻痺して若いころの自分に戻れる数少ない場所。
そういえば、最近、ここの珈琲がめちゃくちゃ美味しくなりました。スタッフのSさんの人柄も素敵なのでついつい長居してしまいます。
shop name | 書庫303 |
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address | 札幌市中央区南1条西15丁目1-319
シャトー・ル・レーヴ 303 |
tel | |
web site | http://blog.shoko303.net/ |
open time | 13:00~18:30ころ |
close | 限定2日のみオープン |