シエスタ通信<Siesta Journal>は、SAVON de SIESTAより季節毎に発行している読み物です。毎号テーマに沿って、わたしたちが大切にしていることや、製品ができるまでの物語をご紹介しています。この冊子をウェブでもご覧いただけるようご用意しました。
※vol.2 号は2018年2月28日発行です。
お肌がホッとするUVケア
サボンデシエスタのUVローションは、石鹸で落とせる肌に優しい日焼け止め。植物エキスや美容成分を配合し、使い心地や香りにもこだわりました。
肌が弱くても気持ちよく使ってほしい。わたしたちの想いをご紹介します。
肌が弱い人の気持ちがわかるから
一年を通して欠かせない紫外線対策。日焼け止めクリームは頼もしいアイテムですが、肌が弱い私にとっては苦手に思えることも。例えば、つけた後の肌呼吸を妨げるような重さ、独特の香り、クレンジングをしっかりしなくてはいけないことなど、毎日使い続けるには肌にも気持ちにも少々重い。ナチュラル素材のものを使ってみるも、紫外線防止剤として配合される酸化チタンの種類によっては、肌がちりちり痒くなったり、白くなってしまったり。結局、できる限り日傘で対策をしていました。
シミやシワの原因になる紫外線は怖いので、きちんとUVケアをしたい。でも、肌に負担がかかる成分が多い化粧品は肌荒れして使えない。そんなジレンマを抱えてきました。
10年以上前、肌が弱い自分のために作り始めた石鹸は、全国の肌トラブルに悩む方たちから喜んでいただけるようになりました。肌に合うものが見つかった喜びがよくわかるからこそ、わたしたちが次にできることは何だろうと考えていました。
お客様に背中を押されて
石鹸を長くご愛用くださっているお客様とお話していると、「シエスタさんの石鹸を使うようになって、本当に肌が楽になりました!石鹸以外にも、肌の事を考えた化粧水やクレンジングなど、一緒に使えるアイテムがあったらいいな」というお声をたびたびいただくようになりました。お客様の声に応えたいという想い、そしてわたしたちスタッフも「欲しい!」とはじまったクレンジングとUVローションの開発。
今回の「シエスタ通信」でご紹介するのは、UVローション「SUN PROTECT LOTION」。植物エキスなど美容成分も配合したので、スキンケアするような感覚でお使いいただけます。石鹸屋として最もこだわったのが、石鹸のみで落とせること。肌負担の大きいクレンジングを使う必要がありません。
紫外線のこと、お肌がホッとする使い心地にこだわって選んだ成分や香り、お客様の声をご紹介いたします。
「光老化」という言葉をご存知ですか?
太陽光線を無防備に浴びることで現れるシミやシワなどの老化現象のことで、
肌の老化の原因は年齢によるものが20%、残りの80%はこの「光老化」であるともいわれています。
年齢でいうと35歳前後から症状が現れてくるという光老化。
紫外線のことを正しく理解し、ケアをすることで、若々しい肌を保つことができます。
紫外線ってなんだろう?
肌への影響を及ぼす紫外線?
● UV-A波
光老化の原因になるのがシワ、シミの原因をつくるUV-A波。季節問わず一年中降り注ぎ、雲や窓ガラスを通り抜けるので、曇りの日や家の中でも注意が必要!光老化を防ぐためには、室内でも油断せず日焼け止めを塗るのがポイントです。日焼け止めのPA値は、UV-A波を防ぐ強さを表しています。
● UV-B波
春から夏の日焼けのようにお肌を赤くヒリヒリとさせるのがUV-B波です。日焼け止めSPFの値は、UV-B波を防ぎ、肌が赤くなる時間をどれだけ延ばせるかを意味しています。
SPFってなんだろう?
SPF20とSPF50の違い?
例えば、何も塗っていない素肌の状態で30分で日焼けする人がSPF20の日焼け止めを塗るということは、30分×20倍=600分(10時間)肌が赤くなるのを防ぐ、という意味。そのためスキー場や山岳地帯など紫外線がとても強力な場所以外は、SPF20程度でも日中の紫外線を防ぐには十分な数値だといえるでしょう。ただし、日焼け止めは汗や皮脂で流れてしまいやすいので、こまめに塗りなおすこともお忘れなく。
日に焼けたくないからと、SPF50の強すぎる日焼け止めを常用するのは考えもの。UV防御力が高いと、肌負担も大きくなるので、下記の表を参考に、ライフスタイルにあわせて肌にいちばんあった日焼け止めを使ってくださいね。サボンデシエスタの「SUN PROTECT LOTION」は、肌負担を軽く日常使いできるよう開発しました。
石鹸で落ちるUVローションの秘密
シエスタのUVローションはここが違います!
私たちが目指した日焼け止め
シエスタのUVローションは、少し黄色味がかった透明なジェルタイプ。一般的な日焼け止めにはあまりない見た目と軽いつけ心地に、「これで本当に効果があるの?」と少し不安に思われる方もいらっしゃるかもしれません。
独特の金属のニオイ、白浮き、落とす時には強いクレンジング剤が必要…。そんな問題を解決するために、色々試作をした結果、新しいタイプの紫外線散乱剤「酸化セリウム」に出会いました。それは、気になる白浮きもせず、シエスタの石鹸で優しく洗い流せる水溶性。約一年の開発期間を経て、紫外線防止効果も、使い心地にも納得の、私たちの日焼け止めができました。今はもちろん3年・5年後の未来のお肌を美しくすることを想定した日焼け止めです。
市販のUV製品に含まれる紫外線防止成分は大きく分けて二種類あります!
紫外線 吸収剤
化学反応によって紫外線を吸収し、肌の奥に紫外線が浸透するのを防ぎます。
メトキシケイヒ酸エチルヘキシルなど
紫外線防御力:◎
透明感:◎
落としやすさ:×
肌への刺激:強い
有機化合物が多く含まれているために、ピリピリとした刺激を感じたり、肌トラブルに繋がる場合も。
紫外線 散乱剤
紫外線を反射・散乱させることによって、肌に紫外線が浸透するのを防ぎます。
酸化チタン・酸化亜鉛 など
紫外線防御力:◯
透明感:×
落としやすさ:△
肌への刺激:弱い
肌への負担は少なく、紫外線防止効果も長持ち。塗り心地はなめらさにかけ、白浮きしやすい。
シエスタのUVローションは
新しいタイプの紫外線防止成分!
紫外線散乱剤:酸化セリウム
レアアースの一種である天然ミネラル。従来の紫外線散乱剤と比べると透明性が高く、UV-A波・B波ともに広範囲の紫外線波長を遮蔽できる優れた防御材です。石油原料を使わないノンケミカル成分。
低刺激:軽いつけ心地
水溶性:石鹸で落とせる
透明感:白浮きしない
ほんのり漂うローズゼラニウムの香り
毎日使うものだからこそ、心地よい時間になりますようにと、Happyな気分に導くローズゼラニウム精油で香りをつけました。
- 実験施設でUVローションの試作品を作っている様子
SAVON de SIESTA代表
ツケシバアヤコ
私の朝のスキンケアはとってもシンプル。たっぷりの化粧水とそれを閉じ込める美容オイル「モリンガ」。お肌の調子を整えた後は、メイクへ。シエスタのUVローションは、肌の表面を滑らかにしてくれるので日焼け止めとしてだけではなく、化粧下地としても使っています。塗った直後のしっとり感が、さらりとした状態になってからファンデーションを塗ると仕上がりがきれいです。肌がさらさらになるので、チークののりがよく、つけすぎに注意しています(笑)
お出かけをしない休みの日は、ファンデーションは省略し、UVローションのみのことも。これだけでも肌がツヤっときれいに見え、また室内でも浴びやすい光老化の原因となるUV︲A波対策にもなるので欠かせません。
お肌の乾燥が気になるときはさらにモリンガオイルをUVローションに一滴加えて、一緒にお肌に馴染ませます。そうすることで、より使い心地がよくなるので、ぜひお試しくださいね。
そして、我が家は玄関に、常にUVローションを置いてあり、出かける前にささっと手の甲と首に馴染ませるのが習慣です。地面からの照り返しで、実は日焼けしやすい場所なので気をつけています。
- 夜はさっと石鹸洗顔のみでUVローションを落とすことができます!
- シエスタオイルセラム=モリンガ=とも相性バッチリです!
スタッフおすすめの使い方
ショップスタッフ
アラキ
保湿効果とつけ心地の良さが気に入って、ファンデ不要に!
UVローションを使いはじめた当初は、「十分な日焼け止め効果があるのか?」「肌の弱い自分が使っても問題ないのか?」と、自社製品ながら正直なところ半信半疑でした。ただ、その不安は良い意味で裏切られました。
私がこれまでファンデーションの下地に使っていたUVクリームは肌が窮屈な感じがして少し違和感がありましたが、シエスタのUVローションは皮膚が呼吸できる感じが心地よく、その上に何かを塗るのがもったいないと思うくらいだったのです。
私なりに試した結果、ジェル状のUVローションは水っぽいので、つけてすぐに何かを重ねたりはせず、手の平で覆ってしばらく密着させるように馴染ませると、肌がスベスベになります。、今ではファンデーションをつけない日も多くなりました!
スタッフおすすめの使い方
工房スタッフ
ハシモト
敏感肌でも肌に合っていて、使い心地も気に入っています
私は肌がとても弱いので、食生活をはじめライフスタイルや化粧品を見直して、とても気を使っています。今でも、肌に合わない化粧品を使うとすぐに肌荒れしてしまいますが、シエスタのUVローションは、こんな私にもよく合いました。
一番気に入っているのは、使用感です。べたつかず、刺激がなく、肌の調子もとても良いです。毎朝、洗顔後に化粧水をつけて、乾燥が気になるところにはクリームを塗ってから、UVローションをつけ、お粉をはたいて出社しています。気が付けば、お粉以外は全てシエスタの製品です。
ヒアルロン酸が肌の表面に被膜をつくるので、それを『つっぱり感』と表現する人も中にはいるようですが、私には違和感なく、むしろとても良い感じです。特に、敏感肌の方、白浮きしたくない方にはオススメできると思っています。
他の化粧品が不要になり、お肌の調子がとても良い
ーNさま:50代
これまでいろいろな化粧品を使っていたのを止めて、基本的にはシエスタの石鹸、化粧水、UVローションのみのスキンケアに変えたそうです。すると、口元がカサカサしていたのがなくなり、肌も調子がとてもよくなったと言います。今ではファンデーションなしで過ごされているそう。「何もしないことが肌に良かった」と笑顔でお話しされていたのがとても印象的でした。もともと日光湿疹があったそうですが、UVローションを使い始めてからは症状が出ていないということです。
初めて使ったとき、「美容液?」と思うほどのしっとり感にビックリした。
ーYさま:50代
6本もまとめ買いしてくださったYさまは、これまで使ったどのUVケア製品とも異なる使い心地にビックリしたと教えてくださいました。特に、しっとり感があって良い、とのことで、普段から顔や首、腕に使っています。家にいるときはUVローションのみ。石鹸だけで洗い流せるので、とても気に入っていただいています。
ファンデーションとの相性も良い。
ーKさま:30代
普段、お子様を自転車で保育園まで送っていらっしゃるKさま。塗り心地が良くて、ファンデーションとの相性も良いのでUVローションを下地に使っているそうです。手でさらっと塗れて、伸ばしやすく、塗った後はファンデーションの下で保湿している感じが良い、とおっしゃっていました。もう少しSPF値の高いものを!とご要望を頂きました。
お気に入りのお洋服やアクセサリーを身に着けた気分。
ーTさま:20代
これまで、UVケア製品をつけるときは、独特のニオイと肌を覆う感じに『武装した』気分になっていたというTさま。UVローションをつけたときは、お気に入りのお洋服やアクセサリーを身に着けた気分だと言います。つけたときにホッとした感じ。「今まで使ったものとは違う。その後の気分がとっても良いです。気持ちが上がります!」と教えてくださいました。
発売前には500名以上のモニター様にもご協力いただきました!
使用感はいかがでしたか?
本製品発売前に実施したモニター試験のアンケート結果
モニター:500名以上/ 回収アンケート:約300件
※個人の感想であり、効果を保証するものではありません。
2017年初冬から2018年立春まで
文:ツケシバアヤコ
- 2017.11.20
雪が積もり始めた寒い夜。お店の看板にスタッフが作った雪だるまがのっていました。
- 2017.11.30
ずらりと並んだ2月の限定のブルキナファソスキンクリームの試作品。納得のクリームレシピができました!
- 2017.12.15
渡邊浩幸さんの木の器展。ワークショップの参加賞として、渡邊さんと作ったダーナラホースの石鹸メダルをプレゼントした。
- 2017.12.17
クリスマス間近の横浜へ出張シエスタ。お立ち寄りくださった皆さんとのお話、楽しかったです!!
- 2017.12.28
年末年始のお休み。飛行機の中からきれいに富士山が見えました。1年の終わりのご褒美をもらった気分。
- 2018.01.18
仕事の合間にお隣りのモリヒコさんで休憩。「焼きラテ」のネーミングにひかれてオーダーした一杯。
- 2018.02.04
札幌での夜のお食事におすすめしたい「GRIS(グリ)」さん。どれも絶品で、「おいしい!」が止まりません!!
- 2018.02.05
冬の風物詩、さっぽろ雪まつり。今年も会場をたくさん歩いて楽しみました。昼も夜も違った美しさを楽しめます。
- 2018.02.10
立春を過ぎ、ヨシエマコトさんが店内に飾ってくださるお花も、春を感じる明るい色になってきました。
製品のお買い求めはオンランショップもしくは直営店Siesta Labo.をご利用ください。